サブスクリプションをリセットしたい場合の対象方法を解説します。
RedHatのリポジトリ(redhat.repo)をRHELサーバで利用できなくなった時に効果を発揮します。
また、RHELサーバ上に登録されているサブスクリプションを再登録したい場合にも利用できます。
■主な原因
- 有効期限切れによるdnf(yum)の利用ができない
- 原因が不明でdnf(yum)が利用できない
- RHELサーバ上でサブスクリプションの更新がうまくできない
これらの原因を解消することができます。
サブスクリプションのリセット方法(3ステップ)
以下の3つのコマンドを実行してください。
サブスクリプション登録する前の状態にRHNサイトとRHELサーバが戻ります。
subscription-manager clean
ー>サーバ内の「/etc/pki/consumer」ファイルに存在する破損した ID 証明書があると「subscription-manager」が動作しない場合があるので初期化します。
subscription-manager remove --all
ー>サーバに登録したサブスクリプション情報を初期化(削除)します。
subscription-manager unregister
ー>RHNのサイトに登録されているサーバ情報が削除されて初期化されます。
※「/etc/yum.repos.d/redhat.repo」も初期化されます。
■3ステップ実行結果
サブスクリプションをリセットする事例
RHELサーバ上でdnf(yum)が利用できない時にサブスクリプションをリセットを行います。
具体的にどういった時にリセットするか?3つの事例を紹介します。
subscription-manager list
のコマンド実行して以下の事例のような状態になっている場合、サブスクリプションをリセットすると問題が解決できます。
※以下以外にも疑わしい状態であれば、リセットは有効な手段です。
■事例1
「終了:」の期限が過ぎている場合
■事例2
「状態:サブスクライブなし」
「状態の詳細:有効なサブスクリプションでサポートされていません」
と表示されている場合
■事例3
「状態:期限切れです」
「状態の詳細:有効なサブスクリプションでサポートされていません」
と表示されている場合
サブスクリプションのリセット後に実施すること
dnf(yum)が利用できるようにサブスクリプションの再登録を行います。
以下のサイトを参考にサブスクリプションを更新してください。
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