【TeraTerm】SSH転送を利用したWEBアクセス(ポートフォワード)

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TeraTermのSSH転送の機能を利用すれば、下記、「図解1」のケースが実現できれば
「端末」が直接アクセスできなかった、「サーバA(WEBサーバ)」へのアクセスを
「サーバB」を経由することで、「端末」で「サーバA」に直接アクセスすることが
できます。
その方法を解説します。


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メリット

業務においてメンテナンス作業をするときに、自分の端末でWEBアクセス
できないために、リモート端末(WEBアクセスできる端末)からの作業となり
使い勝手と事前準備での効率も悪くなり面倒になります。
※自分の端末で作業ができないので不便


この機能を利用すれば、直接、端末からWEBアクセスできるので、慣れた端末での
作業となり、使い勝手も良く業務レスポンスの向上にもつなげることができます。 


接続手順(上記、図解1に沿って解説)

1.端末はサーバBへTeraTermを利用してSSH接続

前提条件1
端末がWEBサーバ(サーバA)へWEBアクセスするには
端末がTeraTermを利用してサーバBへSSHでの接続ができること



2.端末はサーバBへ接続後、TeraTermのSSH転送を選択


3.端末はSSH転送の接続先・ポートを設定

■前提条件2
サーバBがWEBサーバ(サーバA)にポート「80」でアクセスできること


SSHポート転送のポイント

設定項目設定内容説明
ローカルのポート50080端末が利用していないTCPポートを指定
今回は、端末で利用していないTCPポートを設定

※動的・プライベート ポート番号 (49152–65535)
 の範囲でのTCPポート指定が望ましい
※以下のような
 ウェルノウンポート番号 (0–1023)や
 登録済ポート番号(1024-49151)は
 利用しない方が無難
 利用は可能ですが、正規のサービスが利用
 する場合があるので避けておいた方がよい
 22/tcp(SSH)
 80/tcp(HTTP)
 443/tcp(HTTPS)
 8080/tcp
 など
リモート側ホスト192.168.11.18端末がアクセスしたいサーバを指定
今回はWEBサーバ(サーバA)を設定

※端末がTeraTermで接続したサーバのIPでは
 ありません。
ポート80端末がアクセルしたいポート番号を指定
今回はWEBアクセスのHTTPポートを設定

■補足
ここで、指定するポートは
443(HTTPS)、8080など他のポートも指定できます。
但し
サーバBがWEBサーバ(サーバA)に、ここで指定する
ポートでアクセスできることが前提です。

 


4.端末はSSHポート転送の設定確認をして反映

注意
設定後はTeraTermを終了させないこと!!



接続確認(端末でWEBサーバ(サーバA)へアクセス)

SSHポート転送を利用すると端末がWEBサーバ(サーバA)へアクセスできる

■SSH転送のポイント
ポートフォワード(PortForward)のローカルループバックを利用して
サーバBを踏み台として
端末からWEBサーバ(サーバA)へアクセスすることができます。



端末が普通にアクセスするとWEBサーバ(サーバA)へアクセスできない

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