【完全解説】RHELサブスクリプションをRed Hat Developersで自動延長する方法

【完全解説】RHELサブスクリプションをRed Hat Developersで自動延長する方法 Linuxサーバ

Red Hat Enterprise Linux(RHEL)を無償で利用できる Red Hat Developersサブスクリプション は、開発や検証環境で非常に便利です。しかし、このサブスクリプションは 1年ごとに期限が切れる 仕組みになっています。

「更新はどのタイミングで行えばよいのか?」
「サーバ側で手作業は必要なのか?」

この記事では、実際に サブスクリプションが期限切れになってから自動で1年延長される流れ を、スクリーンショット付きでわかりやすく解説します。

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1.サブスクリプションの期限切れを確認する

まず、Red Hat Customer Portal にログインし、サブスクリプションの状態を確認します。

この時、サブスクリプションが期限切れになっていると以下のような案内や空欄表示になります。

1-1.Hybrid Cloud Console移行の案内が表示
1-1.Hybrid Cloud Console移行の案内が表示


1-2.更新オプションや証明書ダウンロードの説明
1-2.更新オプションや証明書ダウンロードの説明


1-3.サブスクリプション番号クリックの案内
1-3.サブスクリプション番号クリックの案内


1-4.Hybrid Cloud Consoleへの移行を促す案内
1-4.Hybrid Cloud Consoleへの移行を促す案内


1-5.有効なサブスクリプションが0件(期限切れ状態)
1-5.有効なサブスクリプションが0件(期限切れ状態)

👉 この時点では「更新」はできず、期限が切れて初めて次のステップに進めます。




2.Red Hat Developersにログインして延長を確認

次に Red Hat Developers にログインします。
その後、再び Red Hat Customer Portal を確認すると、自動でサブスクリプションが1年延長されています。

2-1.有効期限が新たに1年間延長されている状態

👉 ここでの重要なポイントは、期限切れ後にログインすること です。期限切れ前には更新処理が行われません。




3.サーバでのサブスクリプション状態を確認

次に、更新前からサブスクリプションを登録していたサーバにログインし、以下のコマンドを実行しました。

3-1.サーバ側で登録されているサブスクリプションの状態
subscription-manager list


👉 サーバは既に新しいサブスクリプションを反映しており、手作業は不要です。




4.dnfコマンドで動作確認

さらに、サーバ側でパッケージ管理が正しく動作するか確認しました。

4-1.dnf listの実行結果(リポジトリ利用が正常に確認できる)
yum clean all
dnf list


👉 サーバは通常通り dnf を利用でき、アップデートやパッケージインストールに支障はありません。




5.更新後のsubscription-managerの挙動を確認

最後に再度 subscription-manager list を実行した結果、更新後の情報に置き換わっていることが確認できました。

5-1.更新後に反映されたサブスクリプション情報
subscription-manager list
dnf list


👉 重要なのは、dnfを実行することで自動的に情報が同期される という点です。サーバ管理者が特別な更新操作をする必要はありません。




まとめ

今回の検証で得られた知見を整理します。

  1. サブスクリプション更新は期限切れ後に可能
    → 有効期限中は更新できない。
  2. Red Hat Developersにログインするだけで1年延長される
    → 申請や手作業は不要。
  3. サーバ側での追加作業は不要
    dnf を利用すれば自動的に更新内容が反映される。




結論

RHELをRed Hat Developersサブスクリプションで利用している場合、更新は「期限が切れてから行う」のが正しい手順です。サーバ側では特に操作を行う必要はなく、「自動延長 + dnf実行で反映される」 ため安心して利用できます。


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