サーバ再起動時にfsckを実行させない方法
RHEL系(CentOS)
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Linuxサーバを再起動を実施するときに急いで起動したい場合にfsckが
実行されファイルチェックを行いサーバ起動に時間がかかることがあると思います。それを回避するための方法をお教えします。
- ファイルシステムがext2、ext3、ext4の時に有効な設定
- ファイルシステムがxfsの時はfsckが実行されませんので以下設定は不要ですのでご案心ください。
※万が一に備えて、fsckが実行される要素をすべて排除します。
以下の4つの設定をすべて実行して
再起動時にfsckが実行されないようにします。
1つ目の設定
# vi /etc/fstab
フィールド6の「1」->「0」に変更
2つ目の設定
# tune2fs -c 0 デバイス名
※マウントしているデバイスをすべて実施する事
例
[root@isleofhoso02 ~]# tune2fs -l /dev/sdg1 |grep Maximum
Maximum mount count: 30
[root@isleofhoso02 ~]# tune2fs -c 0 /dev/sdg1
tune2fs 1.42.9 (28-Dec-2013)
Setting maximal mount count to -1
[root@isleofhoso02 ~]# tune2fs -l /dev/sdg1 |grep Maximum
Maximum mount count: -1
[root@isleofhoso02 ~]#
「Maximum mount count」が「-1」となっていればOK
3つ目の設定
#tune2fs -i 0 デバイス名
※マウントしているデバイスをすべて実施する事
例
[root@isleofhoso02 ~]# tune2fs -l /dev/sdg1 |grep Check
Check interval: 2592000 (1 month)
[root@isleofhoso02 ~]# tune2fs -i 0 /dev/sdg1
tune2fs 1.42.9 (28-Dec-2013)
Setting interval between checks to 0 seconds
[root@isleofhoso02 ~]# tune2fs -l /dev/sdg1 |grep Check
Check interval: 0 ()
[root@isleofhoso02 ~]#
「Check interval: 0」が「0」となっていればOK
4つ目の設定
#touch /fastboot
ファイルを作成するだけでOK
※再起動後はファイルが削除されています。
以上、これらすべてを設定すれば再起動時にfsckは実行されません。
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